妊活を始めたいと思ったとき、どんなことがまず頭に浮かぶでしょうか? 赤ちゃんはすごく欲しいけれど、何から始めたらいいかわからない、という方も多いのではないでしょうか。
今回は、妊活をする上でぜひとも知っておきたい5つのポイントを紹介します。
安全日、危険日という言葉がありますが、妊娠を望む方にとっていわゆる危険日、つまり排卵日付近は最大のチャンス日。この日を逃さないように、毎朝基礎体温を測り、グラフにして記録するようにしましょう。
基礎体温をつけることは排卵日を知るのに役立つだけではありません。生理周期内で「低温期」と「高温期」にきれいにわかれたグラフになっているかどうかを確認することで、排卵がきちんと起こっているか、ホルモンバランスに問題がないかどうかを知る手がかりもなります。
婦人科を受診するときも基礎体温は非常に参考になりますので、つけていたら必ず持参するようにしましょう。
身体を良く動かすことで体内の血のめぐりがよくなり、ホルモンが活発に分泌され、妊娠しやすくなることが期待できます。また、後に述べる身体の「冷え」を解消する効果もあります。
妊娠しやすい身体をつくるためにも、たくさんの種類の食品を取り入れた、偏りのない食生活をするようにしましょう。肉や甘いものの摂り過ぎは健康に良くないのと同時に妊活にも良くありません。
また、野菜や果物に含まれる葉酸は生まれてくる赤ちゃんの健康のためにも欠かせない栄養素。同時にビタミンCやビタミンE卵子の老化を防いでくれると言われています。ぜひ積極的にとりたいところです。
反対にビタミンAのサプリメントなどを飲んでいる方は、妊活・妊娠中は控えたほうがいいでしょう。
これは妊活をするうえで、一つの大切なキーワードになります。 不規則な生活や運動不足、冷房の効きすぎなどにより、冷え性の方が増えている現代、妊娠を望むのであれば冷えや低体温を解消するのはとても大事なことです。
冷えを解消するためには以下のような方法があります。
・シャワーでなくゆっくりお風呂に浸かる
・薄着を避けて冷房の効いたオフィス内ではひざ掛けなどを使用する
・飲み物は温かいものにする
・生姜など身体を温める食材を積極的にとる
これらの方法に加えて、最近注目されているのが「ALA(5-アミノレブリン酸)」と呼ばれるアミノ酸。ALAは、人間の細胞内にあるミトコンドリアに存在するアミノ酸で、基礎代謝を活発にし、体温を上昇させることによる冷えを改善すると考えられています。また、ミトコンドリアの機能が低下すると、男性不妊の原因となると考えられているため、男女ともに妊活には大切な要素です。
ALAはほうれん草やワイン、黒酢や納豆などの発酵食品に多く含まれていますが、毎日の食事ではなかなか必要な量を摂ることが難しいアミノ酸です。毎日継続して摂るためには、ALAを含むサプリメントや健康食品などもありますので、これらを利用するというのも良い方法です。
睡眠不足は肌荒れやだるさの原因となるだけでなく、妊活にも悪影響を及ぼします。睡眠の質を上げるためには以下のような方法があります。
・夕方からはカフェインを控える
・夜間のスマホやパソコンの使用を控える
・ぬるめのお風呂にゆっくり入る
・リラックスできる音楽を聞く
自分に合ったやり方で、睡眠を十分とるようにしましょう。 以上5点を心がけて、ぜひ安心して妊活をスタートさせてください。
ストレスのない生活というのは難しいですが、趣味に没頭したり、気の合う友達と食事に出かけたり、ドライブやカラオケに行くなど、本人が心から楽しめるストレス解消法を見つけられるとよいのではないでしょうか。